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不安神経症は特定の原因が明確ではないものの、強い不安が出現する症状です。不安神経症の主なものには、パニック障害と全般性不安障害の2つがあります。
全般性不安障害は、数週間以上の持続する(原因が明確でない)漠然とした強い不安や心配によって日常生活に支障をきたす病気です。全般性不安障害は、怒りっぽさや落ち着きのなさ、不眠、頭痛など多様な症状が現れるので診断が難しく、他の病気と見分けるのが難しいことがあります。また全般性不安障害はうつ病やパニック障害、強迫性障害など他の病気を合併することがあります。
全般性不安障害では、次のような症状が現れます。
落ち着きがない、疲れやすい、集中できない、怒りやすい、筋肉の緊張、睡眠障害
体の震え、筋肉痛、発汗、吐き気、下痢
パニック障害とは、突然場所と時間を選ばずにパニック発作をともなって起きる、「死ぬのではないか」という恐怖状態です。特定の原因や体に悪いところがないにもかかわらず、このような状態に陥ってしまう病気です。100人に1人はパニック発作にかかったことがあるとも言われており、決して珍しい病気ではありません。
パニック発作と呼ばれる、急な息苦しさや胸の痛み、恐怖感、発汗、吐き気、動悸などの症状があらわれます。通常10分以内にピークに達し、そこから段々と発作がおさまって行きます。
主にSSRIという心のバランスを整える薬で治療を行います。診察上必要があれば、精神療法によって考え方のバランスを取って問題に上手に対応できるこころの状態をつくっていくコツを身につける方法を用いて治療を行っていきます。
パニック障害の場合、パニック発作がまた起こってしまうのではないかという不安がしっかりと無くなるまで薬を続ける事が大切です。パニック障害の症状は良くなったり悪くなったりを繰り返しながら快方に向かいますので、それに一喜一憂しないようにしてください。
薬をしっかりと飲んで症状を抑え、ストレスをしっかりと向き合うことが重要です。
また、症状が良くなったと思い、患者様の判断で薬を飲むことを止めてしまったために、ふたたび症状が重くなってしまうことが良くあります。飲んでいただく薬の量は患者様の状態を見極めた上で調整していますので、飲む量・回数はお守り下さい。